小学校に入学して、2学期以降から始まる漢字学習。 最初は楽しく書いていたのに、画数が増えるにつれて「なかなか形を覚えられない」「複数の読み方を覚えられない」「宿題の漢字ドリルを嫌がって時間がかかる」とお悩みのお母さんは少なくありません。
「うちの子、もしかして勉強が苦手なの?」と不安になってしまいますよね。

でも、焦らなくて大丈夫です。 実は、小学1年生が漢字をスラスラ書けるようになるためには、ただ「何度もノートに書く」だけでは不十分なのです。
漢字の習得には「書く」以前に育んでおくべき「5つの基礎力」が深く関わっていると言われています。 今回は、その5つの力について分かりやすく解説しようと思います。
1. 音と文字をつなぐ「音韻認識(おんいんにんしき)」
漢字を覚えるための第一歩は、実は「耳」から始まっています。 「音韻認識」とは、言葉がどんな音でできているかを理解する力です。例えば「りんご」は「り・ん・ご」の3つの音からできていると分かる力のことです。
この「音と文字が繋がる素地」がしっかりできていると、漢字の「読み」と「形」をスムーズに結びつけることができます。
小学校高学年でもこの音韻認識が弱い子は体育を「たいく」と書いたり、保健室を「ほけんひつ」と自分が聞こえるように覚えてしまう子も少なくありません。
これはひらがなを覚えるときでも、「しゃ」「しゅ」「しょ」といった拗音が苦手だったり、鉄棒を「てつぼお」と書いたり自分が音として知っている言葉を正しく書き表わすことができないという形で現れることが多いです。
こういった音と文字の認識力を養うのに最適なのが幼児期の絵本の読み聞かせ。
ただ読むだけでなく、文字を指でなぞりながら読んであげると実際に聞こえる音と文字違いを脳が補完していってくれます。
2. 漢字の意味を理解するための「言葉の数(語彙力)」
漢字には一つひとつ「意味」があります。 例えば「田」という漢字を覚える時、そもそも「たんぼ」という言葉を知らない、見たこともない、聞いたこともなければ、ただの複雑な記号を丸暗記するのと同じになってしまい、とても苦痛です。

幼児期からの絵本の読み聞かせや、日常会話でたくさんの言葉に触れることが、最高の漢字学習の準備になります。
学研の幼児教材はひらがなやカタカナの習得だけでなく、たくさんの言葉に触れることも意識して作られています。
「広い」「せまい」「長い」「短い」といった言葉をなんでも「大きい」「小さい」で片付けてしまうといったことはありませんか?小学校1年生の時点でそれは言葉不足の状態と思われます。漢字を覚える土台を作ることからはじめてあげるといいでしょう。
3. 正確に形を捉える「図形認識力」
漢字は、「線」と「点」の組み合わせでできた図形でもあります。 「右が少し長い」「ここは突き抜ける」「ここは点」といった細かい違いを正確に目で見て捉える力が必要です。
実はこの力、幼児期に行う「点つなぎ」や「迷路」、絵を正確に「模写する」遊びを通して大きく育ちます。

4. 思い通りに線を引く「手先の器用さ」
頭で「こういう形だ」と分かっていても、手がその通りに動かなければ漢字は書けません。 鉛筆を正しく持ち、適切な筆圧で、ピタッと止めたり、シュッと払ったりする「手先の器用さ(巧緻性)」は、1年生の小さな手には意外と難しいものです。
折り紙や工作、塗り絵など、手先を使う遊びをたくさん経験してきた子どもは、この運筆力がしっかり身についています。

5. 「練習すればできる!」という成功体験
最後にもう一つ、とても大切な人間性に関わる力があります。 それは「何度も同じことを繰り返し練習することで、できるようになった」という経験です。
漢字は一度見ただけで覚えられるものではありません。反復練習が必要です。 「頑張って練習したら、ひらがながただしく書けるようになった!」「お母さんに褒められた!」という成功体験が、「次も頑張ろう」というやり抜く力(非認知能力)を育てます。
そのためにはまず失敗することが必要になってきますが、その時の周りの反応によっては「二度と漢字なんか書くものか!」と頑なに心を閉ざしてしまうきっかけにもなるので、こどもの心を傷つけないテクニックが必要になってきます。
実は勉強嫌い、漢字嫌いの土台は、幼児期にすでにできあがっていることが多いのです。ひらがなにもならない絵のような文字のようなお絵かきの時点から書くことを好きにさせてあげることがとても大切です。
学研教室なら、漢字の「基礎力」からしっかり育てます
いかがでしたか? 漢字が苦手な子は、決して怠けているわけではありません。この5つのステップのどこかで、少しだけつまずいているだけなのです。
もし、「いきなり漢字ドリルをやらせてしまっていたかも…」と心当たりがあっても大丈夫です。
学研教室の教材は、無理なく着実に漢字を身につけられるように設計されています。
幼児・低学年の教材には、「点つなぎ」や「ちえ」のプリントが豊富に含まれており、まずは「形を捉える力」や「手先の器用さ」といった根本的な土台から楽しく育てていきます。 そして、お子さまのペースに合わせて「わかった!」「できた!」という成功体験を積み重ねることで、楽しく漢字を習得できるようサポートします。
「うちの子、これで大丈夫かな?」と少しでも不安を感じたら、ぜひ一度、学研教室の無料体験学習にお越しください。
お子さまの「得意」と「つまずきポイント」をプロの指導者が見極め、今の力にぴったりのところから学習プランをご提案します!
